吉と出るか凶とでるか!
先日、下の子の担任の先生から電話があり、子供が自由帳に書いた絵に問題があるようで、家へ来てお話があると…。
担任の先生は、とても優しそうな、柔らかい感じの方で、でもベテランのしっかりした先生。
話の内容は、子供がお友達に対して嫌な事があったらしく、そのお友達の事を絵に書いていたんだけど、“血と死”をイメージするような絵だったのです…。
腹が立ったからと言って、してはいけない事。
私は、ほんとに悲しくなりました。
先生が帰った後、私と主人の前へ子供を呼び、先ずは私が話を聞き、そして絶対にしてはいけない事だと注意しました。
下を向きながら涙を流して反省している様子でしたが、私が主人にも何か言って欲しかったので、促すと、主人はゆっくり立ち上がり、その自由帳で子供の頭を何度も叩きました。
正座をして涙を流しながら、叩かれている姿は見ていられなく、『もう、やめて。』と、小さい声で言いましたが、主人は、『まだ、血は出てへんぞ!!』と、叩き続ける…。
その時、声が少し震えてるように聴こえ、真剣に向き合ってくれていると感じました。
子供が自分の部屋へ戻ったあと、主人は、吉と出るか凶とでるか…。と言いながら、私の家事を手伝ってくれ、『あれだけ怒ったから、後で優しくしてあげて。』と言い、晩ごはんの鍋を一緒に食べ、優しく子供に接してあげてくれていました。
叩かれている子供も怖かっただろうけど、手を出している主人も、きっと怖かったんだろうな。と思いました。
それは、その後どうなるか、と言う意味で。
子供が素直に反省してくれるのか、反対に、反抗心を強く抱いてしまうのか…。
子供にとって、怖い存在と言うのは必要なんだと感じました。
子供が軽く済ませず、それだけ、いけない事をしたと怖い思いをして感じ取る事も大切な教育なのかと思いました。
子供も、『僕が悪かったです。もう、二度と人を傷付けるような事はしない』と。
一生懸命、子供と向き合ってくれる主人に感謝です。